asicsのGEL-PTGについて知りたい方は必見。asicsの名バッシュであるポイントゲッターと何が違うのかを紹介。経験談をふまえて本当にバスケで使えるのかを説明します。ぜひ参考にしてください。
GEL-PTGとは?
「GEL-PTG」とは「ポイントゲッター」のデザインをベースにした、ライフスタイルシューズです。つまり、バッシュではありません。asicsも商品説明で競技用には専用のシューズを使ってくださいと表記があります。
それでは、バスケにつかえないのか?実際につかってみた感想を紹介します。
「GEL-PTG」をバスケでつかってみた感想
実際に「GEL-PTG」をバスケにつかってみた感想を5つの項目に分けて紹介します。
ちなみに、私の体型は身長173cm、体重70kg、足のサイズ27cmです。
あくまで私の感想なので、参考程度にどうぞ。
グリップ性
普通にとまります。昔過ぎて覚えていませんが、「ポイントゲッター」とほぼ同等と感じました。
ライフシューズとはいえグリップ力の評価が高いasicsなだけなことあります。
素材はゴム底という表記しかありませんが、昔からasicsのバッシュは「NCラバー」というグリップ力が強力なものがつかわれています。
ほかのasicsのバッシュを履いたことがある方なら分かると思いますが、ほぼ同じくらいのグリップ力と思ってよいでしょう。
クッション性
クッション性ですが、中敷と中底を「ポイントゲッター」より柔らかいものをつかっているため、少しだけよくなっている感じがしました。そもそも「ポイントゲッター」がクッション性はよくなかったので、最近のバッシュと比べるとクッション性はありません。
床をダイレクトに感じたい方は向いていると思いますが、クッション性も反発力もないので履くには覚悟が必要だと思います。
フィット感
最近のバッシュにはあまり見かけない、くるぶしまで届くハイカットです。そのおかげか靴紐を結べば一体感があり、フィット感は気になりませんでした。決して高いとは感じませんでしたが、激しくバスケをしなければ気にならないでしょう。
足首の動きが制限されるので、普段ローカットのバッシュを履いている方には向いていないと思います。
サポート性
残念ながらサポート性は高いとは感じませんでした。「ポイントゲッター」も高い方ではなかったので、履いたことがある方は分かると思います。
クッション性がないので足に疲れがたまりやすかったですが、足首までガッチリとホールドされるので、捻挫の予防などに効果がありそうと感じました。
重量
私は27cmを愛用しており、実際に計測したところ片足で約430gでした。一般的な重量で決して重くもなく軽くもなくといったところです。バスケでつかってみても、とくに重量は気にならずにプレイできましたよ。
「ポイントゲッター」と「GEL-PTG」の違い
「ポイントゲッター」と「GEL-PTG」は具体的に何が違うのかを紹介します。
アッパー素材にカンガルー皮は使われていない!
当時の「ポイントゲッター」や「ジャパンL」では、軽量で丈夫なカンガルー皮が使われていました。
その丈夫さから、アッパーはそのままでソールのみ交換できるという販売方法があったくらいです。
固かったので馴染ませるのには時間がかかったのを覚えています。
「GEL-PTG」は人工合皮で、カンガルー皮ほどの丈夫さや軽さはありませんが、柔らかく足に馴染ませる時間が必要ありません。あと、値段が安くなったのもアッパー素材の違いがあると思います。
「ポイントゲッター」特有のソール素材が違う
「ポイントゲッター」といえば、ソールにある黒い素材です。当時のものは、まるでヤスリのようなザラザラとしたものだったはず。しかし、「GEL-PTG」はソールと同じゴム素材になっています。
バッシュではなくタウンシューズなので、変更になったのかもしれませんね。
細部のデザインの違い
「GEL-PTG」は、かかと部分の文字『GEL』という文字になっています。当時のものは、メーカーロゴやJAPANという文字が入っていました。
シューレースは当時が7mmで「GEL-PTG」は8mmに変更されて太くなっていて、やわらかい印象になっています。
機能性にはとくに関係ありませんが、当時のままがいいという人にとっては残念なポイントかもしれませんね。
クッション材が違う
クッション性は「GEL-PTG」の方がよくなっています。かかと部分には「fuzeGEL」を搭載し、インナーソールは「オーソライト」が採用。当時のものよりはよくはなっていますが、それでもバッシュのなかではクッション性は無いと感じました。
あくまでタウンシューズなので仕方ないのかもしれませんね。
「ポイントゲッター」の代役に!asicsのロマンバッシュ「GEL-PTG」
「ポイントゲッター」は、歴史に名を残すほど人気だったバッシュです。
シンプルなデザインに、丈夫なつくり、使い込むほど足に馴染んでくる素材など魅力がたくさん詰まったバッシュでした。
復刻版である「GEL-PTG」は、バッシュではないので最近のバッシュに比べると性能は劣ります。
しかし、趣味でやるバスケであれば問題なく使用できました。
当時のことを思い出しながら楽しむ程度のバスケをするならおすすめしたいシューズです。
性能を無視してロマンを追い求める方は、きっと気に入るはずですよ。
コメント
JAPAN Lのアッパーは牛革だったと記憶しています。
鬼のように馴染み、止まるんですが、やはりクッション性は低く、靴下を重ね履きしたりインナーを変えたりして誤魔化していたのが懐かしいです。
コメントありがとうございます。
アッパー素材は作られた年代で変わるみたいですね。
JAPANを知ってると、今のバッシュがいかにクッション性が良いか分かりますよね。