多胎を妊娠したとき、お腹のなかはどうなっているが知っていますか?
実は、お腹のなかは人それぞれによって違います。
三つ子が妊娠したとき、我が家は一絨毛膜三羊膜性品胎でした。
なんのことか分かりませんよね。笑
これは、多胎児を妊娠したときのお腹のなかの状態です。
三つ子や双子の妊娠の種類、一絨毛膜三羊膜性品胎について紹介。
よければご覧になって下さい。
三つ子妊娠!そもそも品胎ってなに?
三つ子という呼び方は、一般的ですぐに分かりますよね?
奥さんが三つ子を妊娠しているとき、病院では品胎(ひんたい)と呼ばれることが多かったです。
品胎とは、三つ子のことで産婦人科の先生やそれに関わっている方は、この呼び方の方が常識なのかも知れませんね。
ちなみに双子は、双胎(そうたい)と呼ばれてました。
したがって、一絨毛膜三羊膜性品胎の品胎の部分は三つ子という意味です。
一絨毛膜三羊膜性品胎とは?お腹のなかはどうなっているの?
私は、奥さんが三つ子を妊娠するまで、子供がどうやってお腹のなかで育っているのか考えたことがありませんでした。
父親の皆さんは、意外と考えたことがない方が多いのではないでしょうか?
1人の妊娠で自然分娩で産まれれば、母子手帳で出産の状態のページにある突起事項に自然分娩と記載されているはずです。
自然分娩と記載があれば、ひとつの胎盤にひとつの膜で赤ちゃんが包まれている状態。
我が家の三つ子ちゃんのときは、特記事項に一絨毛膜三羊膜性品胎(いちじゅうもうまくさんようまくせいひんたい)と記載されています。
絨毛膜は、胎盤の数。
羊膜は、膜の数で羊膜は赤ちゃんひとりひとりの部屋のような役割。
なので、一絨毛膜三羊膜性品胎とは胎盤がひとつで、羊膜が3つの状態の妊娠になります。
三つ子の妊娠が発覚しとき、担当のお医者さんから説明を受けたことを奥さんは覚えていましたが、私は全く余裕が無く、うっすらとしか覚えていませんでした。
今思うと、いくら余裕が無くともきちんと聞くべきだったと反省しています。笑
胎盤や羊膜の数ってどうやって決まるの?
我が家は、一卵性の三つ子です。
一絨毛膜三羊膜性品胎ということは紹介しました。
では、どうやって胎盤や羊膜の数は決まるのでしょうか。
調べたところ、確実なことは判明していないようですが、傾向としては分かっていることがあり、それは一卵性か多卵生の違い。
一卵性三つ子の場合、胎盤と羊膜がそれぞれ1〜3つに分かれることが多く、どんなパターンでも起こりうる可能性があるようです。
そのなかでも、羊膜がひとつになってしまう可能性がとても低いとのことでした。
我が家では、胎盤が1つ、羊膜が3つなのでこれはたまたまなのかもしれませんね。
多卵生のときですが、説明しにくいので三卵生と仮定します。
その場合、胎盤も3つ、羊膜も3つになる可能性が1番高いようです。
なかには、違う場合もあるようですがやはり明確なことは分かっていないようでした。
まさに人体の不思議ですよね。
多胎児を妊娠したとき、必ずどのお医者さんも確認されることで、胎盤や羊膜の数で医療方針が違うみたい。
必ず確認されたり、説明されたりされるので、私のように聞き逃さないようにして下さいね。笑
お腹にいる赤ちゃんにもストレスを受ける!どんな影響が出るの?
これは、三つ子出産後に担当の先生からお話を受けたことです。
安心して下さい。
この話は、私も覚えています。笑
赤ちゃんがお腹のなかにいるときに、どのくらいストレスがかかっているのか調べるそうです。
NST (ノンストレステスト)といって、エコーのような感じで、お腹に専用の機械を当てて赤ちゃんの反応を見ることによってストレス具合が分かるとのことでした。
すごいハイテクですよね。
そのときですが、我が家の三つ子ちゃんの反応はバラバラで、1番上の子がストレスが少なく、2番目の子にストレスがかかっているという診断結果でした。
お腹のなかに3人も居るのですから、やっぱり狭かったり、思うように動けなかったりしてストレスを感じていたのかもしれませんね。
私は1番ストレスがかかっている2番目の子を気にかけていました。
ですが、産まれてからはビックリ!
ストレスがかかっていた2番目の子の生命力が強いと先生がおっしゃってくれました。
その証拠となるできごとが起きたのです。
三つ子が産まれたとき、そのままNICU (集中治療室)にしばらく居ます。
ストレスがかかっている、2番目の子だけが誰よりも早くNICUを卒業!
これには、担当の先生もビックリされており、「勉強になったぁ〜」と言われてたぐらいです。
ストレスがかかっていると聞いて、不安になっていた私達もビックリしながらも安心したのを覚えています。
出産のときについての経験談
多胎児の方は、全員一緒だと思いますが旦那さんの出産立ち会いが出来ないことが多いです。
私もそうでした。
待合室で産まれてくるまでずっと待っていましたが、とてもソワソワしてたのを覚えています。笑
奥さんが手術室に運ばれていく姿は、これから産まれてくる我が子に会える楽しみより奥さんも子供も全員無事であってほしいという願いの方が大きかったです。
出産時の話を奥さんに聞いたところ、お医者さんの人数にビックリしたのこと。
これを聞いたとき、「めっちゃ冷静やん」と思ってしまいました。笑
産科の先生が3人・助産師さん1人・手術看護師2人・小児科医3人・小児科看護師6人の合計15名ものお医者さんに囲まれてビックリしたようです。
三つ子で人数が多いぶんお医者さんの人数も多くなるのは当然かもしれませんね。
自然妊娠の一卵性三つ子を初めて見るといった先生もいらっしゃって、「勉強になりました!ありがとうございます」とも言われたと奥さんが話してくれました。
それよりも印象に残ったことがあったようで、一絨毛膜三羊膜性品胎は3人の赤ちゃんをひとつの胎盤で栄養を与えています。
主治医の先生が赤ちゃんを取り上げたあと、胎盤を取り出すときに「胎デカっ!」と言われてたみたいです。
やっぱり、3人もの赤ちゃんの面倒を見る胎盤はそれ相応の大きさになるようですね。
お医者さんも「今まで見た胎盤で1番大きかった!」と興奮気味にお話ししてくれたのを覚えています。笑
長女のときと三つ子のときの奥さんの状態
母子手帳を見返してみると驚いたことがありました。
それは、奥さんの妊娠中の体重です。
三つ子で3人もの赤ちゃんがお腹にいるので、かなり体重が重くなると思っていました。
ですが、長女のときとそこまで差がありません。
ちなみに長女のときが59.1キロ、三つ子のときが61.3キロ。
わずか2.2キロ差しかなかったのです。
勝手な私のイメージですが、三つ子なのでもっと差があると思っていましたが想像以上に差がありませんでした。
お腹のなかは、三つ子の方が重いかもしれませんが、その分栄養を分け与えるのでそこまで体重に差が出なかったのかもしれませんね。
奥さんも、三つ子のときの方が抜け毛とか肌荒れとかが酷かったと言っていましたので、栄養をそのぶん分け与えていたんだろうと思います。
男性には経験することができませんが、妊娠・出産は命懸けということが実感が湧いた結果でした。
私を含め、男性の皆さんは奥さんをもっと労った方が良いですね。笑
さいごに|今の三つ子達について
三つ子の妊娠が発覚してから出産するまで、とても不安でしょうがなかった私ですが、今では子供達も元気に育ってくれて安心しています。
当時は、ホントに情けないくらい弱っていました。
弱音が吐きませんでしたが、奥さんもそうだったと思います。
今現在、多胎児を妊娠されている方もいろいろな不安や悩みを抱えていることでしょう。
無事に産まれてくるのかどうか、ちゃんと育てれるのかどうか、考えたらキリがないと思います。
当時の私も一絨毛膜三羊膜性品胎について、お医者さんからリスクなどの説明を受けて心配でしたし、多胎児はリスクが高いと言われ、ネットで調べても多くのリスクばかりが目についてしまいますよね。
ですが、どのような状態かを知ることによって安心できることもあると思います。
一絨毛膜三羊膜とはなにかについて説明させて頂きました。
同じような境遇の方に、今回のような妊娠の種類について知って頂き、少しでも理解できることを増やせるお手伝いになれば幸いです。
今回紹介したようなこと以外でも、何か聞きたいことなどがあれば是非メッセージ下さい。
私でよければお答えできる範囲で、お話しさせて頂きます。
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